ウルトラマラソンに出場された方が膝痛(膝蓋骨周囲炎)で来院!

2019年10月01日(火)

下り坂を走ると膝の痛みが出やすいんです

9月8日の白川郷ウルトラマラソンに出場された男性が、膝の痛みで来院されました。

そのウルトラマラソンでは、まだ気温が高く高低差のあるコースでしたので上り坂では体力を温存するためにスピードをコントロールしていたそうですが。。。

下り坂になって一気にスピードアップして4キロ以上走ったそうです。

走り終わった直後の脚の状態は、いつも通りの疲労感しかなく、少し膝に違和感があっただけだったそうです。

そして、翌日も膝の痛みを感じることはなかったそうですが、3日目の朝起きると激痛で膝を一切曲げられなかったそうです。

上り坂では、股関節を進展させる動作がメインになりますので、モモ裏のハムストリングスや殿筋を主に使って走ります。

下り坂は、下へ下っていくスピードを主に膝で吸収させながら走りますのでモモ前の大腿四頭筋が多く使われます。

ですので、下り坂は膝痛になることが多いんです。

激痛で全く膝が曲がらなくなっていました!

痛みが出た3日目は、朝から激痛で運転するにも右膝が曲げられなかったそうです。

そして、接骨院に来られた時も膝を全く曲げずに歩かれていました。。。

ベッドであおむけになって治療するときは、膝裏に置く高さ10㎝程度の膝枕を敷いてもらうんですが、それさえも入らないくらい、少しの屈曲で膝が激痛だったようです。

来院初日の症状と治療内容(9/11)

①膝のお皿(膝蓋骨)周りのアイシング
②大腿四頭筋へのトリガーポイントを使った当院オリジナル手技療法(マッサージ療法)
③膝の膝蓋骨(膝のお皿)周りの筋肉に対して微弱電流治療器エレサス
④冷却の持続力が強い泥湿布に包帯固定

②の治療の際、大腿四頭筋の疲労が強かったので軽いマッサージ療法でも激痛でした。

軽いマッサージ療法でも痛みが強いということは、大腿四頭筋の状態がとても悪いんです。

お皿(膝蓋骨)周りの痛みが強いところは、触らずエレサスの微弱電流治療器のみになります。

エレサスは、無痛で電気特有のビリビリ感も全くなく、下記の写真のようにジェルを塗ってYプローブで痛みのある所をヌリヌリするだけです。

※写真は押し付けていますが、痛みがある場合は触るだけです。

初日の治療では、ほんの少し曲げれるようになっただけで、痛みの程度はほとんど変わりませんでした。。。

2日目の症状と治療(9/12)

来院された時は、前日よりも少し膝が曲げられるようになっていて歩行も少しだけスムーズになっていました。

しかし、右膝の痛みでしたので車の運転でアクセルやブレーキなどの踏み変え動作で膝を曲げるときは変わらず痛かったようです。

治療内容は、初日と変わらずです。

3日目の症状と治療(9/13)

以前と膝は痛みで伸びない状態でしたが、日を追うごとに曲がるようになり歩行も少しずつスムーズになっていました。

治療内容は、2日目と変わりませんが、大腿四頭筋の状態がよくなってきているので触診時の痛みは緩和されていました。

膝蓋骨(お皿)周りの痛みも少なくなり、エレサスのYプローブで少し押し付けても痛みはさほど感じなかったようです。

徐々に痛みが軽減し、歩行や運転時の踏み変え動作も痛みが気にならなくなっていましたが、膝の屈曲角度は30度程度しか曲がらない状態でした。

7日目の症状と治療内容(9/17)

土日と祝日で治療間隔があいてしまったんですが、来院時はびっくりするくらい普通に歩いていて、膝の屈曲も健側(痛みのない膝)と変わりはありませんでした。

治療内容も大幅に省略しました。

話を聞いてみると、4日目に膝の調子が良く前日よりも膝が曲がったようなので軽いランニングをしたようです。

すると、ほとんど痛みがなかったのでついつい走り過ぎてしまったようです。

本人もびっくりしたようです。

7月にも同じような痛みがあったんですが、その時は復帰するまでに2週間かかりました。

次にチャレンジする四万十ウルトラマラソンまで1ヶ月ちょっとしかなかったので、今回は痛みを早く取るための治療をしたんです。

私もこんなに早く痛みが取れるとは思っていませんでしたが、オリジナル治療の特別治療が聞いたんだと思います。

今回の四万十川ウルトラマラソンは無理をせずチャレンジ

大会まであと少ししかありませんし、膝の状態がよくなったとはいえまだ完全ではありませんので、ランニングはやや抑え気味にされているようです。

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