チャーリーホース 太ももの打撲の治療について

2018年06月29日(金)

サッカーをしていて、相手の膝が大腿部(太もも)を直撃し負傷された方がいらっしゃいました。

太ももの前面もしくは外側面を負傷することが多いんですが、こういった太ももの打撲を『チャーリーホース』と言ったり、『モモカン』と言ったりします。

太ももの打撲は基本的にはアイシングをするんですが、それだけではダメなんです。

太ももの筋線維が損傷すると固まってしまい、膝が曲がらなくなります。

なので、打撲をしてアイシングをしながら写真のようにストレッチをしなければなりません。

下記は大腿四頭筋で膝を伸ばす働きがありますので、負傷するとその部位が固まるので大腿四頭筋が伸びなくなり、結果として膝が曲がらなくなるんです。

受傷直後であれば、まだ曲げ伸ばしは簡単にできますが、時間が経ってしまうと固まってしまい痛くてストレッチができなくなります。

一番上の写真の方も受傷後、数日たって来院されましたので膝が曲げにくくなっていました。

エレサスをしながらゆっくりとストレッチをして、膝の可動域を正常に戻しました。

自分で実施するときは、下記の写真のように足首をもって自分の方に引っ張ることで大腿四頭筋がストレッチされます。

負傷直後であれば、患部を氷で冷やしすことで感覚が少し麻痺するのでストレッチはしやすくなります。

大腿四頭筋のストレッチ

チャーリーホースの由来について

その名の由来はアメリカのメジャーリーグにあります。

20世紀始めのメジャーリーグでは、野球場のグラウンド整備に馬を使っていたそうです。

ニューヨークにあるエビット球場のオーナーが、『チャーリー』という脚をケガして引退した競走馬を引き取り球場のグランド整備にあたっていました。

その馬がいつも片足を引きずって歩いていたそうです。

これにちなんで、特に野球選手が打球を太腿に受けたり、あるいはベーススライディングによって打撲を受け、足を引きずる姿に似ているところから『チャーリーホース』と呼ばれるようになったそうです。

下記のブログは、野球のボールが腕に当たってしまい適切な処置がなされなかったので数か月も肘が曲がらなかった選手の話です。

RICE(ライス)処置の大切さ&ケガの予防

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