小学生の筋力トレーニングは成長を妨げるか?

2010年12月17日(金)

よく質問されるのでブログで取り上げたいと思います。

子供のときに筋力トレーニングをすると背が伸びないんじゃないの?

と、聞かれることがあります。

確かに、重いものを持ってトレーニングをしていると縮むような気がしますし、あまり筋肉がつきすぎると骨が伸びないような気もしますが、全くそんなことはありません。
あと、ウエイトトレーニングが得意な人は、小柄な人が多いことから筋力トレーニングをすると背が伸びないとイメージがついているのだと思います。

しかし、子供が筋力トレーニングをすることによるデメリットがあるなら、そういった研究発表がされていてトレーニング指導者は必ず知っていると思います。
しかし、そんなことは聞いたこともありませんし、適切な筋力トレーニングをすることで、成長ホルモンの分泌が促進され成長によい影響を与えるということはあります。


成長期の子供の筋力トレーニングで注意するポイントはヽ(*`ェ´*)ノ

(1)高重量でしない(5回以上出来ない重さでやらない)
(2)最大反復回数でしない(できなくなるまで追い込まない)

などです。


子供のときは骨の端っこ(関節部分ではなくちょっと中枢側)が柔らかい軟骨部になっていて、その柔らかい軟骨部が増殖されてそこから骨が伸びていきます。

高校生くらいになると軟骨部がすべて骨になるので、背が伸びなり成長が止まります。

成長期の子供は軟骨部が多く弱いので筋力トレーニングをするとき、上記の(1)(2)を注意しないと軟骨部痛めてしまい、成長障害を起こしてしまいます。

子供の成長に合わせて適切な筋力トレーニングをしていれば、背が伸びないということはないのです。NoNoNo(゚ ェ ゚)b゙


実際、筋力トレーニングを行う場合は、

小学生:自分の体重を利用したトレーニングや遊びの要素を入れたエクササイズ
中学生:ウエイトトレーニングに慣れ親しむことと、正しいフォームの養成

高校生:ウエイトトレーニングの正しいフォームの養成と、徐々に重さを上げていき筋力アップをする

というように、まずはきちんとトレーニングが出来るように正しいフォームを身につけて、少しずつ個別に重さを上げていきます。
それと、部活動の練習量も考慮しつつトレーニングをしないと全体の運動量が多すぎると怪我につながりますので、監督やコーチとよく話し合いながらトレーニングを行ってください。
\_( ゚ロ゚)ここ重要!!!!



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