アイシングは応急処置やセルフコンディショニングで使えるんです!
アイシングは知っているようで、実際はよくわからない方が多いようです。
ここでは、基本的なことをお話したいと思います。
アイシングは怪我の応急処置やコンディショニングで使用します。
応急処置では
患部を冷やすことで熱感やハレの軽減させます。
応急処置は冷やすことだけではなく4つの基本処置があります。
「Rest(安静)」 : 患部を安静に保ちます。
「Ice(冷却)」 : 患部を冷やします。
「Conpression(圧迫)」 : 患部を圧迫しハレを抑えます。
「Elevation(挙上)」 : 患部を心臓より高くします。
コンディショニングでは
痛めていなくても、スポーツを行うと激しく動かす部位の筋肉や関節は小さな損傷を起こします。
そこを冷やすことで血管が収縮し、ハレや炎症を抑えることができます。
先日の甲子園でもピッチャーが投げ終わった後、肩やヒジをアイシングしている光景をよくみかけますね。
肩やヒジだけではなく気になる箇所には、練習や試合後すぐに行うのが効果的です。
①氷を重ならないように平たく並べる
②包帯やバンテージで圧迫しながら固定する
アイシングの間隔
約20分間がひとつの目安です。
連続で行う場合は
アイシング(20分間)→休憩(40分間)
と1時間に一度にするとわかりやすいでしょう。
※注意!
アイシング用でない保冷剤や表面が白くなっている氷は凍傷を起こす可能性がありますのでやめましょう。
氷には少し水を入れましょう。
患部の感覚の変化
「非常に冷たい」→「あたたかい」→「ピリピリする」→「何も感じない」
このくらい冷やすことで効果があります。
慣れていないと難しいとは思いますが、注意事項を守ってトライしてください。
気休め程度の効果では。。。
アイシングは上記のように行ってはじめて効果があります。
来院される患者さんと話をしていても、受傷後にアイシングを行ったかたずねると、、、
・水で5分くらい冷やしました。。。
・コールドスプレーをかけました。。。
など、ちゃんとアイシングをできている人が少ないようです。
アイシングは氷などで20分間冷却することで患部の深部まで冷却することができます。
下記の書籍に詳しく載っています!
詳しくは上記の『すぐにできる!セルフテーピング』
アスレティックトレーナー 吉本完明 監修
1963年生まれ。現在は出身校である青山学院大学にて、フィットネスセンターのディレクターを務める。また、同大学の男子バスケットボール部、日本バスケットボール協会の医科学研究委員、関東大学バスケットボール連盟強化部トレーナー部会委員長、男子U‐24のトレーナーとして、第一線の現場で選手の肉体面のサポートや管理を、日々おこなっている。資格、按摩鍼灸マッサージ師免許。国際救命救急協会インストラクター資格。柔道整復師免許。日本体育協会アスレティックトレーナー資格(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) amazonより
写真も説明も多くてわかりやすい!
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