首の座らないお子様がいるお母さんの手首の痛み ~ドケルバン病~
小さなお子様がいらっしゃるお母さんで手首の痛みを訴え来院されることが多くあります。
首の座らない赤ちゃんを抱きかかえていると、不自然に手を使って赤ちゃんの首を支えようとしてしまうので手首が痛くなってしまうようです。
特に親指の付け根から手首あたりが痛くなること多く、『ドケルバン病』と診断されます。
ドケルバン病は、親指側に腱が通っていて親指を伸ばしたり、立てたりするときに使われる筋肉に繋がっています。
その他にも、手首が痛くなったり、他の指が曲げにくくなったりと手首や指の曲げ伸ばしに支障が出てくることが多くあります。
すごく痛かったり…そうでもなかったり…するのはなぜ?
手首や指と繋がっている筋肉の疲労で指先に痛みやしびれ感が出ます。
突き指で捻挫をしたり、何かにぶつけて打撲したりすれば、原因がはっきりしているので、しばらく手を使わないで安静にしていれば痛みは次第に緩和します。
しかし、この痛みはしばらく手を使っていないと痛みが少なくなるので治ったのかな?と思って使うと、また痛みが強くなったりと、何度も繰り返してしまうんです。
しかも、痛みを軽減しようと反対側の手を使っているとそちらも痛くなり、泣きっ面に蜂の状態になってしまいます(´;ω;`)
その原因は、手首や指を動かしている筋肉が疲労してくることで発症します。(上図のトリガーポイント参照✖のところの筋肉が疲労し硬くなると赤いところに痛みが出ます)
使いすぎると痛みが強くなり、休んでいると痛みが和らいできますが、少し休んでも完全に筋肉の疲労が取れるわけではないので、少し使うとまた痛くなってしまうんです。
下記のバネ指のページも参考にご覧ください!
バネ指の治療って手術しかないの?
当院ではどういう治療をするかというと?
手を使いすぎていることで前腕部の筋の緊張が強くなっているので触ると硬くなっています。
まずはその筋肉の柔軟性を取り戻すためにオリジナル手技療法(マッサージ療法)を行います。
そして、痛みが強くなっている部分に関しては、特に触れることもなくアイシングや湿布などをしたり、微弱電流治療器エレサスを使って患部の痛みを軽減させます!
※微弱電流治療器は通常の電気治療器のようはビリビリと感じることはありません!
特別治療の微弱電流治療器エレサスについてはこちらをご覧ください!
治療の頻度や回数に関しては、患部の状態によって変わりますので治療を受けた際に詳しくご説明致します。
痛みが和らいだら予防のストレッチ!
痛みがある間はまず安静を保ち治療に専念します。
そして、ある程度患部の痛みが落ち着いてきたら予防法としてストレッチなどを指導致します。
まだ痛みがあるうちにストレッチなどをすると痛みがぶり返すことがありますのでご注意ください!
バネ指のブログにもありますので上記を参考にご覧ください!
日頃から家族のため、子どものために家事等を頑張っているお母さんですが、痛みを我慢していると悪化して痛みが長引くことが多くありますので、できるだけお早めにご相談ください。
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