サッカー少年の股関節の痛み(恥骨の痛み)

サッカーでシュートをする選手
痛みの原因とメカニズム
サッカーは、ボールを蹴ったり、走ったりと脚を使うことが多くなるので、足首、膝、モモ、股関節などに痛みが出ます。
特に股関節や恥骨などの痛みは、サッカーをしている選手の特有の痛みで、当院にもサッカー少年が多く来院されます。

上の図は右大腿部前面(モモ前)の筋肉(赤色)を示しています。
大腿四頭筋や内転筋などが股関節付近に付着しているのが良くわかると思います。
サッカーでボールを蹴ったり、走ったりすることでこれらの筋肉が疲労するので、付着している恥骨付近に痛みが出るんです。
下の図は大内転筋のトリガーポイントを示していて、✖のところの筋肉の異常があると赤い点で痛みや違和感を感じます。
さらに悪化すると剥離骨折など重度の傷害を起こすことがありますのでご注意ください。

積極的に休んで疲労を回復させてください!
夏休みや冬休みになると試合が多くなります。
子どもの場合、回復が早いので、試合がない時には積極的に練習を休んで、カラダを休ませる方がケガの予防になります。
違和感や痛みなどを訴えて来たときは、黄色信号なので特に注意が必要です。
とは言え、現実的に練習や試合は休めないことが多いと思います。
ケガをして痛みがある場合は、健康保険適応となりますが、当院では、ケガを未然に防ぐためのメンテナンスコースをご用意しています。
いずれにしても、ケガを心配されている方は、一度来院していただければと思います。
アスリートプロメンテコース
日頃からストレッチをして予防してください!
治療法としては、疲労して硬くなっている大腿部の筋肉を手技療法(マッサージ療法)や電気療法、温熱療法などで治療します。
まずは、下記のようなオーソドックスなストレッチを行って疲労して固まっている筋肉を伸ばしてください。
これらのストレッチは、主に内転筋や大腿二頭筋の内側(モモ裏)を伸ばします。
※黄色のラインのところを伸ばします。

全身をリラックスさせ、呼吸はゆっくり吐きながら内転筋やモモ裏を伸ばします。

慣れてきたら背筋を伸ばすようにして骨盤を起こすとさらに内転筋やモモ裏が伸ばされます。

膝が高くなる方は、足首をもって自分の肘で脚を押し下げるようにするとさらにストレッチできます。
フォームローラーの使用法の写真
準備中
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