マラソンランナーの股関節の痛み~大腿直筋付着部の炎症~
サブ3を狙っている一般のマラソンランナーが、股関節前部の痛みで来院されました。
地面を蹴った後が一番痛みが強く出るのと、痛みがある側の脚を後方にひいて大きく脚を開くと痛みが出るそうです。
痛みはピーク時よりも和らいでいるものの、速く走ると痛みが大きくなり速く走れないんだそうです。
大腿直筋付着部の痛み
上図は膝の痛みを出すトリガーポイントですが、大腿直筋がわかりやすいので載せています。
大腿直筋は、2関節筋といい股関節と膝関節を動かす際、使われる筋肉で図のようにモモの前についていて股関節の上方に付着し下方では膝蓋骨(膝のお皿)に付着しています。
走る時にとても忙しい筋肉で、地面をけった際、脚は後方に移動します。
その後方に移動した脚を前に出したり、膝を伸ばしたりするので運動会などの速い動作で肉離れすることが多い筋肉です。
マラソンなどのランナーの方もタイムが速い方などは、とても負担がかかるのでこの大腿直筋(モモ前)に負担が溜まり股関節前方やひざに痛みが出てくるんです。
ストレッチやウォーミングアップの方法!
股関節前方の痛みを予防するストレッチは、主に大腿直筋のストレッチになります。
写真のように痛みがある脚を後ろ側にして脚を前後に開きます。そして、骨盤に手を当てて前方に押し出すようにするとよりストレッチをすることができます。
注意事項としては、腰に手を当て腰が反るようになるとストレッチの効果が低くなったり、腰痛を誘発してしまうことがあります。
【股関節のウォーミングアップ】
— こんどう接骨院🤩新居浜のスポーツトレーナー (@kondo_sekkotuin) February 1, 2022
股関節を動かしつつ、大腿四頭筋やハムストリングスの動的ストレッチをする。
何かにつかまった方がカラダも安定してしっかりスイングできるので、ストレッチの効果も高くなる!#股関節 #ストレッチ pic.twitter.com/U2kwkKKlS0
ランニングなどの運動前は、Twitterの動画のように前後に脚をスイングさせるのもおススメです。
前後にスイングすることで、前方の大腿直筋だけでなく後方のハムストリングスもすとっれできますよ(^▽^)/
何かにつかまって行った方が安定して、しっかりとスイングすることができるのでより効果が高まります。
スイングは前後だけでなく、左右もスイングすることで内転筋や中殿筋などのストレッチをすることができますので合わせてやってみてください。
下記のブログに大腿直筋を含む大腿四頭筋(モモの前)のマッサージや筋膜リリースの方法を解説していますので、併せてご覧ください👇👇👇
テニスをされている方の膝の痛み
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